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~マイクロソフト データ・インサイト・サミット レポート 〜 Power BIユーザーが集った2日間

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2017年6月12日〜13日にかけ、米・シアトルにて第2回目となるマイクロソフト主催「データ・インサイト・サミット(Data Insight Summit 2017)」が開かれました。今回は、Power BIに関する最新情報が多数共有されたイベントのハイライトを紹介します。

 

マイクロソフトの社員もほぼ全員がPower BIを使っている

1日目は、マイクロソフト BI製品グループ部門 副社長のJames Phillips(ジェームズ・フィリップス)氏の基調講演でスタート。第2回となる今回のイベントは、5週間前にチケットが完売となる盛況ぶりで、世界から2,100名のユーザーが参加しました。

フィリップス氏が講演のなかで強調したPower BIの強みは2つ。データコネクティビティと、経営判断に欠かせないスピードでした。

データコネクティビティについては、Power BIのコンテンツパック(Power BI app)の貢献が挙げられます。Power BI appを利用すると、BIダッシュボードが柔軟にカスタマイズできるため、すでに何百、何千という企業がPower BIでビジネスデータの可視化に取り組み始めている、ということが報告されました。

そして、もう1つの強みは、迅速なビジネス判断を可能にするリアルタイム性です。Power BI では、多岐に渡るデータを接続するだけでなく、リアルタイムの更新が可能。ダッシュボードは常に最新のデータで構成されるため、まさにビジネスの「今」を見ながら、次のアクションが決定可能になります。さらにPower BI の開発チームは、AI による自動学習を取り入れた未来予想にも力を入れており、現在だけでなく未来も視野に入れたビジネス分析が行えるツールになりつつあると説明しました。

実際、マイクロソフト社内では、Office 356メールと同じくらい、Power BIが社員の間で幅広く頻繁に使用されている、という逸話も紹介されました。CEOのナデラ氏を筆頭に、Power BIファンは社内にも多数いるのだそうです。

 

利用者が増えるPower BI

Power BIの利用が急増していることを示す数字として、次の数字が紹介されました。

・Power BIのクラウド上で、これまで作成されたデータモデル数1,150万件
・毎日3万件のデータが追加されている
・ユーザーの声を反映した改善450件以上
・これまで改善や新機能に関して受けたオンラインの反応は6万3,000件
・1ヶ月のWeb公開機能を使った公開数は1,000万
・1時間あたりのレポートとダッシュボードの問い合わせ数は2,000万件

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数で見るPower BI

 

さらなる連携強化が可能になるPower BI

次四半期中に更新される予定の、以下の新機能の紹介もありました。

・Power AppでPower BIレポートを埋め込み共有可能に
・タイムラインカスタムビジュアルの登場
・クイックインサイトの新機能
・Power BIレポートへVisioダイアグラムの埋め込みが可能に

Visioダイアグラムの埋め込み対応は、Power BIに埋め込んだダイアグラムの工程図がデータと連動し、インタラクティブに表示が変わるなど、生産管理や経営管理の利用にとても便利になりそうです。

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新機能デモで紹介されたVisioの埋め込み。レポート画面右上部にVisioのダイアグラムが埋め込みされている

なお、基調講演内では、先日発表があったPower BI Premiumの続報もありました。「Power BI Premiumの最新デモが公開」(※News_0807公開分リンク)もご覧ください。

 

1日目の人気セッション

40以上のセッションが開催されたなかで、1日目の人気セッションは次のようなものでした。

・Power BIにおけるライブデータストリーミング

・Power BI新機能クイックツアー

・DAX 50選 初心者のためのDAX

・Power BIのビジュアライゼーションを1歩先のレベルへ

・Power QueryとExcel、Power BIのパラメータとファンクション

スキルアップに役立ちそうなセッションが目白押しですね!
※リンク先はセッションのYouTubeビデオ(英語)になっています。

 

盛り上がったユーザー会

ユーザーコミュニティの集まりや、専門家への質問コーナー、Surface抽選会、ゲーム参加者へのPower BI特製Tシャツプレゼントなど、さまざまなイベントも連日大盛況でした。

Power BIはオープンソースで開発されているため、多くの追加機能はユーザーコミュニティから生まれています。またその一部がソフトに組み込まれることもあり、非常にユーザーコミュニティの関与が強いサービスになっています。

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2日目の人気セッション

2日目に人気だったセッションは、次のとおりです。

・Power BI Desktopで美しいレポートを作るためのTips & Tricks

・BI Power の時間

・Power BI によるストーリーテリング

・PowerAppsとMicrosoft Flowでビジネスappを作ろう

・あなたの会社の社長をPower BIでデジタルトランスフォーメーションしよう

こちらもPower BIなどのBIツールを使っている人なら、聞いてみたい!と思うような話題が多数です。「Power BI Desktopで美しいレポートを作るためのTips & Tricks」は、押さえておきたいPower BIの機能をカバーしながらのセッションで、昨年も人気だったコーナー。Power BI初心者にもおすすめです。

2日目は日本でも翻訳が大ヒットした『ヤバい経済学』『超ヤバい経済学』の著者、スティーヴン・D・レヴィット氏とスティーブン・J・ダブナー氏の閉会基調講演で幕を閉じました。

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2日間にわたって行われたデータ・インサイト・サミットの基調講演やセッションの内容は、Power BIのコミュニティ・ギャラリー、およびYouTubeのPower BI チャンネルで公開されています。