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新機能「ArcGIS」 対応で、より豊かな地図表現が可能になったPower BI

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Power BI Desktopのアップデートに関する最新情報の中から、注目機能を紹介します。今回のアップデート(2016年9月末)では、Esri社の地図機能の統合、モバイル版のレイアウト機能、予測機能の3つが目玉機能になります。

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レポートビューの改善

 

ArcGIS Maps for Power BI の登場

まず、レポートビューの改善からは、ArcGIS Maps for Power BI (プレビュー版)を紹介します。ArcGISとは、Esri社が開発している地図情報活用のサービスプラットフォームです。GISとは、データベース内のデータと地図情報を組み合わせ、地図上で情報を検索・閲覧・分析できる地理情報システムの総称です。

Power BIの環境設定でプレビュー版の利用にチェックを入れることで、視覚化のリストに「Esri Map」というボタンが加わります。

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視覚化の追加方法は他のチャートと同様ですが、追加後の編集方法が異なります。ビジュアルをカスタマイズするには、レポートを選択して右上に表示される「鉛筆マーク」のボタンをクリックします。

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するとフルスクリーン・ウィンドウが開き、Esri Mapと同じような環境で編集作業ができるようになります。

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モバイルレイアウトの作成機能

レポートビューは、モバイルでのレポートの閲覧機能をユーザーが各自でレイアウト作成できるようになりました。Power BI Desktopのレポートビューで、プレビュー機能をオンにし、「表示」リボンから「レイアウト変更」ボタンをクリックすると、モバイル用のレポートレイアウト画面が開きます。

レイアウト画面では、レポートをドラッグ&ドロップして移動したり、整列機能などを用いたりして、新しいレイアウトを作成できます。作成したレイアウトをWebに発行すると、モバイルアプリで閲覧できるようになります。

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分析関連:予測(プレビュー)

折れ線グラフについて、未来予測を追加する新しい機能が追加されました。オプション設定でプレビュー機能をオンにし、視覚化レポートを選択すると、「分析」ペインから「分析」が選択できます(執筆時現在は、利用できるのは英語版のみ)。

下の図に示すように、リストの一番下に追加された「分析」をオンにして、値を入力すると将来の予測グラフが延長されて表示されます。

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予測の設定では、予測期間、予測に含まない期間、予測精度のぶれ範囲、季節変動を考慮するかどうか、などを選択できます。たとえば、四半期の業績データを持っている場合、未来計画の参考に使うなど、用途が多くあり便利です。

 

接続関連:Web接続に詳細が追加

Power BI(オンライン版)にはなく、Power BI Desktop固有の機能に、Webからのデータ取得機能がありますが、データ取得時の「詳細」設定に追加された項目で、HTTP 要求ヘッダーを指定できるようになりました。

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詳細画面の「HTTP要求ヘッダーパラメーター」の欄から、設定したい値を入力することで、PCからスマートフォンでの表示情報を取得したり、更新日をリクエストしたりすることができます。

 

クエリエディター関連

 

クエリの依存関係を表示する機能が追加

クエリエディターに、クエリの依存関係を確認する機能が追加されました。「表示」リボンの「クエリの依存関係」ボタンから表示できます。このビューにより、ほかの複数のクエリやデータとの依存関係を視覚的に確認できるようになりました。

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エラーの確認方法が改善

クエリエディターでセル単位のエラーを確認しやすくなりました。クエリがロードされたときにエラーがあれば、ダイアログでエラー内容を確認し、クリックして対象のセルを確認できるため、エラーを修正しやすくなりました。

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それ以外にも、9月に加わった改善と新機能はまだまだあります。以下に一覧でまとめました。

レポートビュー関連の新機能
・ArcGIS Maps for Power BI(プレビュー版)
・モバイル版のレポートレイアウトMobile report layout (Preview)
・ドリル機能の改良

分析機能
・予測(プレビュー版)
・R言語での開発環境への対応

データ接続関連
・Snowflake接続でDirectQueryをサポート
・ProjectPlace接続をサポート
・Oracle接続の際の「ナビゲーター」のプレビューが改善
・OData接続で “関連するテーブルを選択”オプションに対応
・SAP BW および SAP HANA接続における入力パラメーターに関する拡張
・Web接続: HTTP 要求ヘッダーの追加指定

クエリエディター関連
・クエリの相関関係ビュー
・エラー確認
・クエリエディターリボンでのScalar値をサポート
・カスタム関数の呼び出し機能が追加
・「さらに読み込む」機能が追加
・「変換」の新機能テーブルの列をリストに変換
・キーボード入力の改善ドロップダウンメニューの中にスマートタイピングを追加

その他
・製品画面からフォーラム(英語)にアクセス可能なリンクができました。

さらに詳しくは、Microsoft Power BIブログもご覧ください。
元記事URL
https://powerbi.microsoft.com/fr-fr/blog/power-bi-desktop-september-feature-summary/