TECHNIQUE

第21回:Power BIでのダッシュボードの作成とピン留め

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前回から、ブラウザで利用できるPower BIのオンライン版を使ったチュートリアルを紹介しています。今回は、Power BI特有の「ダッシュボード」を作成します。また、Power BI Desktopを使ったレポート作成の基本は、下記よりご覧いただけます。

「チュートリアル第1回:起動とインターフェース」
「チュートリアル第2回:Power BIにデータを取り込む」
「チュートリアル第3回:Power BI Desktopのクエリエディターで修正をする」
「チュートリアル第4回:Power BI Desktopでレポートを作成」
「チュートリアル第5回:Power BI Desktopのレポート画面」
「チュートリアル第6回:Power BI Desktopのレポート画面」
「チュートリアル第7回:既存のPower BIデータセットに新しいデータソースを追加する」
「チュートリアル第8回:リレーションのあるクエリを使う」
「チュートリアル第9回:マージを使う」
「チュートリアル第10回:除算をする」
「チュートリアル第11回:DAX関数を使って除算をする」
「チュートリアル第12回:列分割(区切り文字で分割)する」
「チュートリアル第13回:スライサーを加える」
「チュートリアル第14回:集計を行う(グループ化)
「チュートリアル第15回:インタラクティブなグラフの作成と動作」
「チュートリアル第16回:データの並び順の変更」
チュートリアル第17回:ドリルダウン機能とは
チュートリアル第18回:レポートの保存
「チュートリアル第19回:Power BI DesktopデータをPower BIへ発行」
「チュートリアル第20回:Power BIサービスで新規レポートを作成」

 

ダッシュボードとは

ダッシュボードとは、各種の指標を見渡すことができる一覧画面です。各種BIツールでもっとも重要な機能のひとつと言えます。Power BI DesktopやExcelなどでも指標をグラフやチャートにまとめて表現することは可能ですが、作成した各種のレポートを1枚の用紙にレイアウトし、まとめるには手間も時間も必要でした。それをオンライン画面で自動的にまとめたものがダッシュボードです。

ダッシュボードは通常、経営層や管理者が定期的にチェックし、経営判断を行いやすいように、重要な指標をピックアップしてレイアウトされています。このようなダッシュボードへのデータ接続は、以前はSIerに依頼することが一般的でしたが、Power BIのような「セルフサービスBI」が登場したことで、社内で設計・作成することができるようになってきています。そのため、BIのダッシュボード設計と構築を行うためのスキルが、ビジネスパーソンの間でも重要になってきています。

 

レポート画面からダッシュボードを作成する方法

ブラウザでPower BIに接続し、ダッシュボードを作成してみましょう。
Power BIでダッシュボードを作成する際は、①「ワークスペース」のコーナーで「作成」→「ダッシュボード」を選択してスタートする方法と、②既存のレポートから新規作成する方法、の2つがあります。通常は、レポートから使用するチャートを選択してダッシュボードを作成することが多いので、まずは②の方法をご紹介します。

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新インターフェースでは、ダッシュボード作成のボタンの位置が変更されました。左サイドバーで「ワークスペース」を選び、表示された画面右の「作成」→「ダッシュボード」から作成します。

 

既存のレポートからダッシュボードを作成する

前回、Power BI Desktopから発行したレポートを開いておきます。レポート上のチャートから「ピン留め」の機能を使い、ダッシュボード上にチャートをピン留めしていきます。

1)Power BIでレポートを開きます。
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2)チャートを選択するとそのチャートのボックスの右上にメニューボタンがいくつか表示されます。その中から、画鋲(ピン)の形のアイコン(「ピン留めする」ボタン)をクリックします。
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3)対象となるダッシュボードを指定するダイアログが表示されますが、まだダッシュボードはありませんので、「新しいダッシュボード」を選択します。
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4)ダッシュボード名をキーボードから適宜入力します。「ピン留め」をクリックします。
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5)ダッシュボードが作成されました。画面左側のナビゲーションで「ワークスペース」に戻ると、「ダッシュボード」が一覧の中にあらわれます。ダッシュボード名をクリックして表示します。
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6)ダッシュボードが表示されました。レポートのシート内にあったデータのうち、選択したチャートだけが切り抜かれ、カード型のようにしてダッシュボードに表示されています。
一見、レポート画面と似ているように感じますが、画面上のメニューバーなどを見ると、操作メニューなどが異なっていることが確認できます。
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以上でダッシュボードの作成とピン留めの作業ができました。

レポートのピン留めを繰り返すことで、ダッシュボードを目的に合わせてカスタマイズしていくことができます。

次回は、ダッシュボードの内容をさらに詳しくみていきます。

※ 本チュートリアルコーナーは、「Power BI 自習書」を参考に作成しています。以下からダウンロードが可能です。
https://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/Solutions-BI-Data-Analytics.aspx